音楽の話…

今までこのブログを書いてきて、いちおー音楽家、ピアノ弾きの端くれなのに、あまりにも音楽の話が少ない!んですね。まぁ理由としては“特色”を出そうと、あえてあまり音楽の話をしなかったんですが…それにしても限度がある(笑)

そこで、今回は音楽の話をします。

そもそもワタクシちふれ、ピアノを始めたのは、母の影響です。と言うより母がピアノ教師だったので…という実に簡単な理由。因みに母の母もつまり私の母方の祖母もピアノ教師であり、ピアニストでした。

家の中はクラシックで溢れていましたね。良くN響の定期演奏会やオペラ団の二期会のコンサート等にも連れて行かれたので。逆にクラシック以外はあまり音楽として認めない雰囲気はありましたけれど…。

最も父はタンゴや映画音楽を聴いていたのでそうでもありませんでしたが。ウチの父は菅原洋一さんなんかも聞いていました。

その後、ひょんなことからシャンソンの世界に入り、シャンソン歌手の岩崎桃子さんと知り合い、彼女が菅原さんと『パリ祭』で共演していたのを不思議な気持ちで見ていたのを覚えています。そう、完全に不思議な気持ちでした。

ワタクシちふれ、事実上、ポップスの仕事の現場を踏ませて貰ったのは、シャンソンの世界だったんですよ。シャンソンはフランスの軽音楽。完全にヨーロッパ音楽です。

クラシック出身の私にとって、音楽的には実に入りやすい世界です。日本のシャンソン界はフランスのシャンソンだけでなく、ドイツの軽音楽作曲家、クルト・ヴァイルとかも扱っています。又、タンゴやロシア民謡も…クラシックに近いジャンルなら何でも…という感じ。

最もそれだけクラシックに近いだけあって、私みたいな音大出身系の歌手やピアニストはゾロゾロいますけれどね。岩崎桃子さんは劇団四季出身の『叩き上げ』ですが。『叩き上げ』の歌手さんも無論結構います。

シャンソンの特徴は、と言うと…一言で言うとポップスの世界では一番上品な感じかな?ファンの方の中でも、結構『上品・下品』を言い出す方が結構います。他のポップスのジャンルではそんな事ないでしょ!?

大ヒットした断捨離本『フランス人は服を10着しか持たない』に出て来るマダム・シックみたいな感じですね。

エレガンスでグレースフル、シックなパリジェンヌ…です。古いものを大事にし、やたらと新しいモノには飛びつかない。まぁ感覚はクラシックの世界にも近いですね。

タンゴは『夜のタンゴ』が有名かな?最近では、アルゼンチン・タンゴの巨匠アストル・ピアソラの『リベルタンゴ』や『ロコへのバラード』もシャンソンで歌ってますね。私もピアソラは大好き!です。

クラシックを学び、シャンソンを弾いて感じるんですが、フレデリック・ショパンって結構シャンソンに似ているんですね。

特にショパンのワルツなんて完全にそう。シャンソンチックです。だからショパンなんて、シャンソンを知らなければ、弾けないと思う。理解できないですよ、ショパンの世界。

だけど、こういう感覚って音大を始めとするクラシックの世界って教えないの。品格が違うと言う意識でしょうね。下品なモノを見るべからず、みたいな。

でもフレデリック・ショパンは19歳で祖国ポーランドを離れてから、ずっとフランスで音楽活動をしてきたんですよ。フランス人相手に作曲家やってきた訳。

フランスでシャンソンを聞いている筈なんです。だから作風がフランス的になって当たり前。ショパンを弾くのであれば、シャンソンは一度は聞いておくべきジャンルですよ。

因みにシャンソンのバルバラの『リヨン駅』、イントロがまるでショパンのワルツですから(笑)

ショパンのパトロン、後援者の中に有名な富豪のロスチャイルド家があります。ロスチャイルド夫人がショパンの後援をしていたらしいですね。ショパンの頃(ロマン派)になると必ずしも王侯貴族階級ではない。平民階級(悪く言えば成り上がり…笑)もパトロネーズします。

音楽が比較的判り易いのはその為です。バロックのバッハ程、堅苦しくはない。平民階級の人達は生まれながらの王侯貴族で子供の頃から退屈と我慢の連続の礼儀作法や行儀作法になれていません。学問のようなマジメで堅苦しい音楽(私はバッハの音楽はどうしても堅苦しく感じてしまいまして…バッハ先生に失礼!)は好まず、“解り易い”“大衆的なものを”好むわけですよ。

F・リストの“華麗なる”ピアノ曲の数々もそうですよね。

従ってクラシック入門編としてはバッハなぞよりもはるかにショパンなんかの方が宜しい。クラシック初めて聞く人が“バッハのマタイ受難曲”なんてゼッタイに辞めるべき!です。

クラシック音楽のジャンル、時代カテゴリー的には“ロマン派”から入った方が良いですよ。

それでは今日はこの辺で

ちふれより

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