しました。
某SNSにて参加者募集、結果的には私ちふれを含めた四名で開催となりました。
場所は、都内森下【シェクロード】https://chez-claude.com/
中々スタインウェイとベーゼンドルファーが二台並んでいるスタジオなぞ、無いので、貴重なスタジオかも…。
スタインウェイだー、ベーゼンドルファーだー、と言った発想ですので、やはり他の方々はクラシックがメインでした。
バッハやら、ショパンやらのお馴染みのプログラムがズラリ…でした。
又、参加者の方の中に、眼が不自由な方がいて、それでも演奏されてました。
目が不自由な方で、音楽家って梯剛之氏のように、結構います。
皆さま、ズラリとマジメなクラシックの中で、幹事のワタクシちふれだけ、クラシックとシャンソンの弾き語りでした。
シャンソンの『アムステルダム』だったのですが、一瞬一寸反省…。
余りにも『アムステルダム』の世界観と、楽器が不釣り合いで…(苦笑)
『アムステルダム』は、オランダの最下層の水夫たちと娼婦たちの哀歌です。
「…飲んだくれて、ケンカをして、血にまみれる奴がいる。怪しげな腰つきで、踊りまわる奴もいる…」ですから…。(『アムステルダム』ジャック・ブレル作、矢田部道一訳より)
かなり品格は低いかと…(汗…($・・)/~~~)
コレ、世界最高峰と言われる、スタインウェイで演奏する曲か??
スタインウェイと言い、ベーゼンドルファーと言い、音色はとてもキレイで…品が良い。
品の良い音色の楽器で、何ともお下品な弾き語りをしたちふれでした。
ただ、クラシックだけじゃ、マジメになっちゃうのよね…選曲も苦労しますよ。
で、二台のピアノを弾き比べでの感想ですが、ベーゼンドルファーって、渋いのね、というのが第一印象です。
スタインウェイの方が華やか、華麗な音色。
各自、持ち時間は12~13分程度しかなく、非常に慌ただしかったのですが、その中で感じた事です。
コレ、スタインウェイの方が“人気”出る訳だわ…だって華麗な音色なんですもの。
最も狭いスタジオの中で、逆に響き過ぎ、音響と共鳴が、ホール程重なり合わず、ガンガンと演奏が響き過ぎたので、スタインウェイと言い、ベーゼンドルファーと言い、“音色を引き出す”事はムツカシイと思うけど。
唯、どちらの楽器も弱い音も豊かに歌えるのね。歌えるんだけど…ホール程感じ取れないです。
ホールなら、もっとどちらの楽器も豊かな音色でたっぷり“歌え”ます。
ホール内部の建物と言うのは、ホントに適度に音を吸い取るので。
かつて、私が一番“歌い易かった”ホールとピアノは、練馬文化センターの小ホールのスタインウェイでした。
アレはホントに弾き易かった!
逆に弾きにくかったのが、青山一丁目のドイツ文化センターのOAGホールのスタインウェイでした。
それを師事していた三津橋先生に言ったら
「あなた、何言ってるの!」と叱られましたけれどね。
良い楽器って、音に厚みが出るんですよ。音色が立体的になる。
チャチな楽器だと、音色がペターとした、一本調子。
スタインウェイと言い、ベーゼンドルファーと言い、、キチンと練習して、弾き込んで来れば、音色は立体的に豊かに厚みが出る、という事でした。
ちゃんちゃん!
ちふれより
PS…上記の事は、あくまで“チャンと練習して来れば”の但し書き付きです。練習して来なければ、何も感じ取る事は出来ないのは…良く解りますよね?自戒を込めて…。