私は今、派遣の仕事をしながら、音楽活動をしてます。
一般的に言えば“二足の草鞋”
感覚的に言えば『音楽は仕事、派遣は労働』と言う感覚です。
今、ブラック労働とか、ブラック企業とか言われてますよね~
コレって私は仕事と労働をはき違えているからだと思います。
仕事と労働と言うのは違うんですよ。
正社員と言い、パート派遣アルバイトの非正規労働者と言い、組織勤めと言うのは、大抵“労働”なんです。
よっぽど出世し、経営陣に加わらない限りはね。
労働、と言うのは“上の人から言われる事を粛々としてやる”のが務めです。
大体に於いてそうです。
自分から仕事の企画を立てて、自分で発案し、実行するのが仕事。
大抵の人は、組織の中でこれをやろうとしても職権が無いからムリ。
組織の歯車になって、自分の所属する組織に忠誠心(ロイヤリティ)を持ち、組織のために働く…これは労働。
仕事したかったら、独立するしかないんじゃないかな?
資格を取る、と言うのも一種の“一国一城の主”です。
権限と責任を持つからね。
国家資格の世界、なんてのはある程度組織に属していながら“一国一城の主”という部分がありますね。
一方、仕事というのは職権があり、企画の自由があり、ある程度専門性とか、プロ、とか言われるものがそうなんじゃないかな???
組織勤めとか宮仕えというのは、固定給(生活の安定)と引き換えに、仕事のやりがいを無くすものなんじゃないかな???
だから、組織の世界にいて、“やりがいを感じられる仕事”なんてのはほとんどない訳ですよ。
資格の世界を除いて。
それはゼイタクな望み。
以前から私は『仕事のために死ね!』と言う感覚は肯定してますが、それはこういう事。
『労働のために死ね!』とは全く思わないんです。
又、これからの時代、『遊びの中に仕事がある』とも思います。
ホリエモンが言うように…。
今、過労死とか、ブラック企業とか問題になってますが、コレは仕事と労働をはき違えているから起こるんですよ。
コレは全て、組織の世界で起こってます。
私はむしろ、組織の世界では『頂くお給料の分だけ働き、頂くお給料の分だけ忠誠心を持てば良い』と考えてます。
それ以上は忠誠心は持つ必要もないし、働く必要もない。
要するに割り切って働け、という事なんです。
ブラック企業なんて特にそう。
お給料分だけ働けばいいんですよ。どこかで心の中に線を引く。
但し、お給料分だけは働かなければダメですよ、忠誠心ややる気もね。
労働に対しての責任感もそうです。
お給料分の責任感は持ちましょう。そうじゃないと『給料ドロボー』になる(笑)
でもそれ以上は必要ないです。
仕事に“仕事基準法”はありませんが、労働には“労働基準法”がありますから。
ちふれより