大分、ブログ更新の間が空いてしまいましたが、皆さま如何お過ごしでしたでしょうか?
え~実は…北海道旅行に行ってました!四泊五日の旅行。
まぁ自由業の特権(?)売れっ子さんとかはそうではないらしいですが、私はそういうの、関係ないので、長々と四泊五日です、ハイ。
時間はあっても費用は限られた予算。と言う訳で…、
往復の運賃は飛行機のLCCのジェットスター、宿泊はホテルや旅館ではなく、24hのスーパー銭湯、という費用的には穴場狙いのものばかり。
でもお蔭でそんなに費用は掛かりませんでした。LCCで往復13500円でしたしね。スーパー銭湯は一晩、2650円です。
LCCと言えど、雪まつりが始まってしまうと高いです。片道1万近くします。直前だとまだ安いです。
お金の話はさておき。
LCCのジェットスターで、一寸したアクシデントがありました。
出発は2/2の予定だったんです。が…、何と成田空港が、雪で欠航!
LCCってこういうとこ、一寸不親切みたいです。ANAやLALだと当日に代替便に乗せてくれます。
が、ジェットスターは無し。代替便も翌日はもう既に埋まり、何と翌々日の4日の朝11時発でした。
時間厳守しなければならない、重要な仕事等ではLCCは頼りないです。代替便、出してくれないから。
最も、2/2の自宅~成田空港までの運賃は保証してくれます。外国ではこれも無いらしい…です。
日本の航空会社がかなりサービスが良いので、日本のLCCもある程度、サービスしてるみたい。
渋々2日は成田から自宅に戻り、札幌に向かったのは4日。
考えて見れば、時間的ゆとりさえ確保できれば、この方が良かったんですよ。だって、札幌雪まつりが5日~だし。
雪まつりの初日に見学出来ましたよ、お蔭で…しかも、代替便なので、航空運賃はそのまま…です。
本来なら、4日の運賃はもっと高いですね。だって雪まつり前日ですもの。
今回の、北海道旅行でびっくりしたのが、兎に角外国人(特に中国系!)の観光客の多い事!でした。
機内でも、JR北海道の快速エアポート内でも、紋別の流氷バスツアーでも、中国からの観光客の皆さま方が兎に角、多かった!
そのせいで、バスツアーのガイドさんまで中国の方でした。日本国籍の中国人の女性でした。ご主人が日本人との事。
バスツアーの説明が、日本語、中国語、英語…とバイリンガルです。日本語が凄い堪能でした。
ともあれ、4日の午後14時過ぎに札幌到着、そのまま15時から始まる予定の丸美オフに直行、です。
予定だと、3日目だったんだけどね。
オフ会、遅刻するかなぁ??まぁ、少々遅れる位、今回は仕方なし、と思っていましたが、何とか間に合いました。
場所は【札幌三越百貨店9階のカフェ&レストラン「ランドマーク」
(雪の断章で祐也さんが礼子さんに腕時計を買ってあげた時計売り場と同じフロア) 】
でした。時計売り場、ありましたよ。小さ目のフロアの一角。
【ランドマーク】のスイーツ、美味しかった。
オフ会の参加者は私を入れ、三名でした。話題になった事…。
他の作家が佐々木丸美をどう思っていたか?についての情報が出ました。そこでは…、
作家の松本清張評(【雪の断章】についてらしいです)『この作品は、ミステリとしては駄作以下だが、少女青春小説、ビルドゥングス・ロマンとしてはなかなかの力作だ』
これ、さすが、目線が松本清張ですよね~犯人を知った時のヒロイン飛鳥の衝撃と挫折感はみっしり描いてますし。
受験勉強を放り出すのも良く描かれています。そして、このまま落ちこぼれていくのか…という緊迫感も。
そしてそんな飛鳥が、自分を取り戻し、『私は犯人に味方する』と決意し、真相を黙秘する事で、被害者の聖子と本岡家に対する復讐となる事も。
この辺りはドラマとして圧巻です。
【雪の断章】の殺人ミステリ、は副次的なものですからね。これが主眼と思われては困る。
「佐々木丸美なんて大したこと無いんじゃない?」と言う意見は、この辺りかと。
山村美紗や西村京太郎、綾辻行人と同じにされては困りますよね。
今回の幹事さんは
「私、佐々木丸美の文学館を作りたいんです」との事。賛成です。
その為にはマルミスト、丸美ファンをある程度集めないと。
私ちふれとしては丸美作品の“朗読会”を企画したいです。
後…百人浜のオフ会(笑)
【崖の館】【水に描かれた館】【夢館】(の後半ね)の館シリーズの舞台ね。
丸美さん、作品を書くうちに、段々“神秘主義”と言うかだんだん、そういう意味でのミステリアスな方向に行ってるので(【狭霧秘話】の魂の分裂とかね~【影の姉妹】もそう、一人が二人になる分身分裂ね)
丸美作品は全ての作品がどこかで繋がっています。つまり登場人物が重なる訳。
【雪の断章】の史郎さんが、【忘れな草】や【花嫁人形】のラスト出て来たり。
孤児シリーズのお家騒動ではでは禾田部長がキーポイント。
ところがその禾田進介の摩琴夫人が吹原家の娘で、吹原恭介の姉。
吹原氏は館シリーズの中心人物です。
因みに【影の姉妹】の邇邇玉(ににぎ)の末裔が、南原夕子です。
南原夕子が、上久氏と結ばれ、弥生が生まれたので。
この辺りは、【忘れな草】に結び付きます。
因みに小浜星玲子は八木慶治氏の孫娘。
八木氏は南原氏と共に北斗興産を設立しました。
因みに私、あまり一野木昌生は好きじゃないですね。
だってあまりにもアチコチの女の子に良い顔ばっかりするんだもの。
何だ?コイツは?って感じです。
因みに個人的に佐々木作品と一寸近いかな?と思われるマンガに、原作池田京子、作画あしべゆうほの【悪魔の花嫁】(デイモスの花嫁)があります。
繊細な感覚、人間の心の闇の怖さ…そしてあくまでも美しい世界観…。
これは佐々木作品と共通してますよね~と思う。
何とか丸美さんの仕事上の関係者で、生存してお話を伺える方はいないかと言う話になりました。
これは前から出ている話(結構私が言い出してます。オフ会イベントとして企画したいの)
丸美さんの編集者だった湯浅智機氏は既に鬼籍に入られています。他の方では…
佐々木作品のマンガ化に挑んだマンガ家、わたなべまさこ氏。
この方はまだご存命のようですが、結構高齢の方。
どうやって連絡とるか?と言う話になりました。
この世代の方ではまず、ネットやメールなんて厳しいよね…??多分??
だとすると、出版社通して、という事になります。
しかも…それこそ、早くしないと…です(笑)
後は、映画の脚本家の田中陽造氏を呼びたい、どうしてあの原作があの映画になったのか?を知りたい、と言い出した方がいました。
うん、確かにそれは私も聞きたい(笑)が…突っ込みどころが満載(!)状況で、話を聞けば聞くほど苛立ち、かなり意地悪な観客になる事は確か。
ハッキリ言って苛めると思う。
あの映画、徹底的に駄作(!)と思いますが、あの映画作った相米監督と言う方、結構実力派なんですってね。
斉藤由貴も当時はトップアイドルだったという話。
アイドル関連に全く興味ない私ちふれ、初めて聞く話で「へ~え」です。
あの映画、「最悪~」と思ってますし。
兎に角、マルミスト、佐々木丸美ファンに共通している思いは『佐々木作品をこのまま埋もれさせてはならぬ』と言う気持ちです。
そう、埋もれさせてはならないんですよ。コレ。
丸美さんの死後、残されたノートから、新作の構想のメモ書きが残されていたそうですから。
コレ、入手したいですよね。
どんな作品を書こうとしていたのか??とても興味あります。
二次会は、札幌の丸井今井のレストラン街。
メニューは一寸贅沢に、しゃぶしゃぶ定食にしました。美味しかった!
札幌のテレビ塔が見え、写真撮影しました。
まぁ、色々話しまして、どうやったら冬の百人浜に行かれるか?とかね。
何とかファンを集めないと…ね。
とりあえず、今回のオフ会レポでした。
ちふれより