自衛隊と音楽…。

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 自衛隊と音楽…。
Pocket
このエントリーを Google ブックマーク に追加

一寸これをお聞き下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=nyS_SrHD84I

 

そう、『金曜ロードショー』です(笑)

 

これを聞くと、水野晴郎の「いやぁ、ホントに映画って良いもんですね~」と言うセリフが思い出されますよね。

 

これ、何と自衛隊の音楽隊です。

 

意外に思われるかもしれませんが、自衛隊って結構音楽面に力を入れてます。

 

我が国の自衛隊だけではありません。世界各国の軍隊が…結構音楽面にチカラを入れてる…。

 

理由は色々あります。

 

要するに“文武両道”という発想なんです。

 

軍事力で力が強いだけじゃない。文化面も理解する教養力、ありますよ、という証明。

 

軍隊の音楽隊って、結構晴れ舞台が多いです。

 

例えば、自衛隊の音楽隊も、儀仗隊とかもそうですが、世界各国の要人、大統領、君主や王家の方々…が来日した折、相手国に敬意を表し、相手国の国歌を演奏したりするわけ。

 

相手国の国歌だけでなく、我が国の“君が代”も演奏します。

 

しかも空港で真っ先に…です。

 

要人の方々が、飛行機のタラップを降りると、歓迎の意を表し、高らかにファンファーレを鳴らす役割です。

 

コレがヘタでは務まらないです。相手国の要人に対して失礼。

 

音楽は文化面、教養面を現す良いジャンルです。

 

自衛隊の音楽隊って、“国家の顔”“国家の名誉”が掛かってる。

 

国家の名誉にかけて、ヘタでは務まらない…。

 

実際、私の音大時代の同期のクラスメート達、特に管楽器系は警察や自衛隊に就職している事は知ってました、が、正直、ココまで大掛かりとは…知らなかった!

 

音大卒で自衛隊に行って何するのだろう…???状態でしたよ、ホント。(22歳の時は!)

 

元々、軍隊は、マーチ(行進曲)でラッパ(トランペット)のファンファーレが合図で、行進したりするわけ。

 

そういう意味からも、ラッパの合図はしっかりと聞いていないといけない。

 

だから吹奏楽中心になるんですね。

 

私が音大四年時、ウチの父が

 

「お前、管楽器なら自衛隊に行け、というんだが…ピアノじゃ無理だな」

 

とさも残念そうに言ってた事を思い出します。

 

自衛隊や警察の音楽隊は、完全に生活が『練習と本番の日々』らしいし…。

 

自衛隊の音楽隊は、軍人としての軍事教練は最低限やるそう、でもそれ以外は完全に音楽活動一色!みたい。

 

それにしても、この演奏プログラム、『金曜ロードショー』とはねぇ…この曲を許可した自衛隊も器が大きい、というか、度量が広い、というか…。

 

『スター・ウォーズ』とか『宇宙戦艦ヤマト』なら解るけど…。

 

『金曜ロードショー』ですよ、『金曜ロードショー』、軍歌でもなければ、行進曲でもない。

 

戦意高揚、なんて全く関係ない、“文系の代表”みたいな曲…軍服で演奏してるんだから笑っちゃいます。

 

映画もちゃんと理解しますよ、と言いたいんですかね(笑)

 

これを『本来の職務から離れたムダな活動』と言ったら、終わり。

 

自衛隊が意外に音楽文化面も力を入れてる、という話でした。

 

ちふれより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 自衛隊と音楽…。
Pocket
このエントリーを Google ブックマーク に追加

“自衛隊と音楽…。” への3件の返信

  1. あらま∼
    数名がメジャー活動している歌姫の中でも、特に陸自の鶫真衣(つぐみ・まい)さんなんか、左翼思想ありとマークされている宮崎駿監督のジブリの、テーマソングや挿入歌、公式の場(自衛隊員としての職務)で歌いまくってますよ! もっとも久石譲はじめジブリ音楽作家陣の思想までいちいち関知していませんが…笑
    たとえば、あからさまに反社会的活動を扇動したり、あまりにも異質な主義主張が前面に出ていない限り、親しまれやすい音楽を提供するのが当然です。
    特定宗教に肩入れとかは出来ないにしても、まさかクリスマス時期に純粋な宗教音楽であるところのキリスト教讃美歌を歌ってはいけないなんてこともないでしょう。国歌とはいえ、「君が代」だって宗教的要素と完全に切り離せないし!
    自衛隊は、内規に厳しい部分もありますが、それは日本国憲法のもと、国家や国民を守るという任務の遂行の観点からのものであり、決して杓子定規な団体ではありません。

    「体制」への疑問も結構ですが、大人の視野を持たないと、憧れのタチバナさんみたいにどこかの名も無き「(小さな)お山の大将」を気取るだけの、成果を出せない人になってしまいますね?

    せっかくの行動力やピアノ演奏能力を生かすも殺すも、ご自分次第ですね?

    1. 自衛隊員が(仕事がオフの時に)カラオケで尾崎豊の『卒業』を熱唱しているのも見てますよ。私から見れば、「反権力、反体制が好きならば、自衛隊辞めたら?」と思ったのですが、彼にしたら矛盾はないとの事。

      宮崎アニメが左翼思想だ、と言うのだったら、環境問題やら何やらが全て“左翼”になりますね。そういう意味では私も“左翼”ですね。

      N国党は私は興味深く見てますよ。

  2. オフなら対外的に問題を起こさなければ自衛隊員とて一市民です。
    第一、カラオケなんて、ストレス解消や毒吐きの基本アイテムです。
    尾崎豊ファンが積極果敢に反体制運動をするわけではないだろうし、そもそも尾崎豊の曲だって、たとえば話し合いで理解し合える環境という前提ならば、何が何でも自我を押し通す、いわば「ただのワガママ」でない限り、変わってくるべきものです。
    若さゆえの不器用さや、周囲の無理解など、反体制みたいな方向性に走らせる状況か、前提にあると言えます。

    あと、なにか勘違いされてませんか?
    「環境問題やら何やらが全て“左翼”になる」
    のではなくて、
    「左翼が環境問題を取り上げている」だけに過ぎません。
    右翼や保守勢力にも環境問題を重視している人は多いです。
    河野防衛大臣は自民党では脱原発勢力として知られ、その部分においては内閣の一員として党の方針にあからさまに逆らうことはしないまでも、一線を画した主張を明確に繰り返しています。
    原発推進が党議拘束にでもならない限りは、たぶんそれは変わることはないでしょうし、脱原発が叫ばれるこの時代、そんな支持率低下がほぼ確実になるようなことをする自民党総裁は、いくら経団連ベッタリの与党といえども、今後は現れないと思います。

    日本国憲法には、思想信条の自由も保証されているうえ、自衛隊は憲法遵守を重視する団体です。
    正当な主張なら一意見として尊重するのは当然だし、ましてや人を楽しませるぶきエンターテインメントの世界で、ある程度までは自由な活動が認められるのは当然のことです。
    ※ちなみに、詳細は関知していないのですが、我が父は勤続25年以上の元自衛官です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください