日々、ライブの用意に勤しんでおります。
で、今回、プログラムに選曲したクラシック曲、F・ショパンの『幻想即興曲』ですが、コレ、私が初めて弾いたのは中学二年、13歳の時でした。
初めて(?)華麗な曲を頂き、嬉しかったのを覚えています。
まぁ、クラシックピアノを学んでいる子にとって、F・ショパンは一度は憧れる作曲家です。
少なくとも、音大時代、クラスメートと『ショパンて一度は憧れるよね~』で、皆頷いてました。
で、13歳の時、弾いた演奏は…私自身、多分『若い演奏』だったと思います。
何せ13歳、中学生ですから(笑)
これ、早い子は小学生で弾きますね。
小学校高学年なら別に驚かないんだけれど、この前YouTubeで何と、小学校低学年と思われる子がこの曲、弾いてました。
小学校低学年ですよ(!?)一寸驚きでしょ?
その子、まだまだ技術的にはきつそうに弾いてましたが、それでも弾いていたのはエライ!
この曲辺りからクラシックピアノのレベルでは、一寸上級編に差し掛かり…かな?
私はこの曲の次にショパンのスケルツォ2番を弾きましたから。
規模も楽曲として大きくなる。
話戻すと、13歳の時の私は『若弾き』です。
『私、こんな難しい曲、弾けるのよ。凄いでしょ!?』って感じ。
『こんなに指が早く回って、こんなにテクニックあって、私、ピアノ上手なの!』
と言いたげな演奏…それが『若弾き』
これで思い出すのが、平昌五輪で金メダル取ったフィギュア女子シングルのアリーナ・ザギトワです。
ザギちゃん、技術凄いですよね~何せ、難解系ジャンプを全て後半に持ってくるんだから。
正しく、サイボーグジャンパーです。
でも…よく見ると、ザギちゃん、表現力はまだまだ!なんですよ。
一寸動きも乱暴で…二位のジェーニャの方が完全に上です。
そして表現力では更に上を行くのが、イタリアのカロリーナ・コストナーでした。
コストナーのスケーティングはホントに優美でエレガント。
『魅せる』スケーティングです。
コストナーの演技が『大人の演技』なんですよ。
彼女31歳だし…コストナー、現役続行になりましたね、良かった~。
31歳と15歳では内面は全然違います。
私の13歳の時の演奏は、要するにザギちゃん的だったんです。
今は40代、13歳の時と演奏は完全に違います…違う事を目指します。
『幻想即興曲』40代として老練な『大人の演奏』を目指したいと思います。
ちふれより