先日、飲み会オフに行きました。

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と言うより、『食べ飲み放題オフ会』と言うべきかな?私は飲む方よりセッセと食べていましたから(焼肉食べ放題、という食いしん坊のちふれ好みの企画でした~)

こういう時、私、あまり食べず、空腹状態で参加します。だって食べ放題なのに、食べなくちゃ勿体ない!

意地汚く(!?)発想するちふれでした。この時もその日飲み会以前に食べたのは肉まん一個とチーズ付クラッカー、アイスコーヒーのみ。

ほとんど軽食です。参加してみると、女性の方って他にもそういう方、いました。

同じ事、考えるものね~

一次会ではサクサクと食べるちふれ。スタート時、お肉がドッサリで、サッパリ系が欲しくなり

「ねぇ、ライス取らない?ナムルとか、スープは?」と聞いてみると一斉に「欲し~い!」あ、やっぱりね。

ライス、ナムル、卵スープとオーダー。そう、お肉ばっかりだと欲しくなるんです。こういうの…。

参加者の方は結構多く、20名前後、この幹事さん、人集めが上手なんです。と言うより、気配り名人。ご自身はほとんど食べず、オーダーの追加から世話係に徹していらっしゃる。食べなくて大丈夫なのかなぁ??と心配するちふれでした。

何人かとお話すると、中に音楽好きな方がいて、合唱サークルに入っているとの事。何気なく「何を歌っていらっしゃるんですか?」と聞くと…

「あのー、こういうトコで言っても通じないんですよね、多分。パレストリーナの曲です」えっ!??今、何て言った!??パレストリーナ!?ですって?私は知っていますとも!!

いちおー、これでも音大卒業生ですからね。西洋音楽史の授業は専門科目の1つで、最重要必須科目でした。音史のテストにだって出ましたとも!単位と卒業が掛かっているし。

パレストリーナ(1524~1594?)…クラシック音楽史のバロック(代表作曲家、バッハ)以前のルネッサンス後期を代表する作曲家。教会音楽の父ともいわれる点ではバッハの先輩格とも言える。数多くのモテット、マドリガーレ、ミサ曲残す。対位法の先駆けとなった。『教皇マルチェルスのミサ曲』が有名。

【教皇マルチェルスのミサ曲】

この辺り、母校武蔵野音大の音史の寺本まり子先生の厳し~い授業で、かなり丸暗記しました。だってテストに出るんだもん!

この辺に、オルランディ・ラッソ、ジョスカン・デ・プレとか、それ以前の中世では、グレゴリオ聖歌で、レオナン(レオニヌス)ペロタン(ペロティヌス)とかいて、楽譜がネウマ譜で…今の楽譜と全然違います。はっきり言ってネウマ譜なんて読めない!

とこういう作曲家ですが、はっきり言ってクラシックの中ではマイナー。と言うより、クラシックファンの中でもかなり“通”なんです。パレストリーナをご存知なんて…。

向こうさんは「パレストリーナを知っているなんて、流石音大卒業生!」なんて感心されましたが、あの、それこっちのセリフなんです(笑)

しかもアマチュアの方。こっちは大学特有の義務感で覚えただけですよ。テストと単位が掛かってて。本来の主科、専門科目のピアノ科の実技のモノではないし、クラシックコンクールや音大の試験、本来のクラシックのコンサートで、ピアニストとして演奏する訳じゃない。

パレストリーナの曲なんて…音史授業中に一回聞いたくらいで、どんな曲だったか覚えちゃいない。早い話が知識として知っているだけで、『パレストリーナの曲なんて知らない。どんな曲だっけ?』なんです。パレストリーナの時代にピアノは無いし、あったとしても多分クラヴサン(ハープシコード、チェンバロ)です。

こういう方、いるんですね~。だからアマチュアってバカには出来ないんです。生半可なプロや専門より良く知っている。

大体、クラシックファンだってこういう飲み会ではかなりマイナー。10人か20人、30人に一人です。SMAPや安室奈美恵と違いますし。

そのクラシックだってメジャーなのはやはり、バッハ(バロック時代)やハイドン、モーツアルト、ベートーヴェン(古典)、シューベルトやシューマン、ショパンやリスト、ヴァーグナーやベルリオーズ、マーラーと言った19世紀ロマン派、ドビュッシーやラヴェル、ムソルグスキーやチャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフと言った近現代…です。

クラシックのメジャーな作品群って1700年代~1900年代初めの250年ばかりなんですよ。それ以前てほとんどマイナーな存在です。だから大抵のクラシックファンもこの辺りが多いんです。

ましてやワタクシちふれ、今や純然たるクラシックの世界ではなく、かなりポップス的な感覚で、オールジャンル。仕事でお呼びがかかれば、ビートルズからSMAPから安室奈美恵からキャロル・キング、演歌、抒情歌に童謡…となんでもこなします。じゃないと仕事にならない!

クラシックやったとしても有名なモノばっかりです。

え~苦手なのはジャズで、これはジャズの本格的な勉強が必要です。ポップスはシャンソンから入ったけれどネ。カンツォーネ、ミュージカル辺りからかな?

これでまかり間違ってもパレストリーナは出てこないですね。だから音大時代の試験と単位の為に、完全に義務感で知識として丸暗記し、名前は覚えたけれど、答案用紙に書いた途端、忘れ果てて頭の片隅で埃たかってますよ。

この方との会話で、埃たかった知識を慌ててハタキをかけて引っ張りだした感じ。

えー、ウチに却ってパレストリーナの曲を聞いてみました。綺麗な曲でしたね~。こういうの、ハイレゾで聞くと良いんですよね。美しさが際立つ。

改めてビックリしているちふれでした。

ちふれより




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