流行と断捨離…

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前回、流行について書きました。

今回はその続編です。

流行と言うと、一昔前(特に昭和の後半!)追わなければならないような風潮がありました。特にバブルね。 みんなと一緒でなければならない、皆から一人外れてはならない…一種の文化的ファシズムを感じると。  

そう、文化的ファシズムなんです。流行ってソフトに押し付けて来るところがある。学校や職場でのその話題に乗れない者を排除します。

爪弾きします。今流行っているモノ、流行のモノやコト、人について知らない(持たない、行かない)事を許さないような…。

学校なんてその最たるもの。こういう人間を“協調性が無い”と酷評しますし(この協調性と言う言葉、私大嫌いです。協調性なんて無くて良いと思っています)職場はそもそも採用しません。

今となっては、協調性なんて無い方が良いんです。それより自我と自己主張が大事。そうじゃないとこの格差社会、ワーキングプア、貧困が進む世の中、生きてけませんよ。協調性より、自己主張です。

でね、その流行に乗るとどうなるか? 要するにアメリカ資本主義の大量生産、大量消費、大量破棄…に乗る訳です。 CMに乗せられ、必要は不要かのの冷静な判断基準を持つことなく、“皆が持っているから”という理由でモノを買う→家中に不用品が溢れる→ゴミ屋敷になる。

断捨離やミニマリズムの対極です。 不用品におカネも使わせます。

要するに、流行と言うのは“おカネをムダ遣いさせ、いらないモノを買わせ、消費させる浪費体質”と言う事になります。

質素倹約とは真逆な訳。 これではお金は貯まりませんよ。だってムダ遣いするんだもん。

断捨離、シンプルライフ、ミニマリストと言うのは、質素倹約、質実剛健を旨としてます。要するに江戸時代の武家階級の精神です。

江戸時代って武家階級は“質素倹約、質実剛健”が気風だったみたい。生活上、いたずらに華美を追わず、学問に身を修め…です。むしろ、大商人の方が華美だったようです。三井とか住友とか…今の財閥系企業のご先祖さまです。

まぁ武家階級も色々あるんでしょうが(笑)。家具調度品も(当然、大量生産では無いから)親から子へ、家から家へ代々伝えられる…。この辺り、イギリスをはじめとするヨーロッパもそうみたいですね。

家具と食器と宝石は代々伝わるみたいですから。無論、石高の高い大大名とか、大商人の家は家具調度品も一級品ばかり(だろうと思う)。

但し、やたらと買わなかったでしょうね。貧乏侍たちは安物なのかな?

そして昨今の断捨離ブームは(これも流行だけど…笑)、昭和の流行に対してある程度、皆が目覚め始めた感じですよね。CMに乗って不用品を買っても要らないモノが増え、お金をムダ遣いするだけで、何も幸せをもたらさないと。

これは別に、意識して心掛けなくても、自然に節約になります。そう、流行を追わなければ、節約体質になれるんですよ。

断捨離とダイエットは似ていると言い出す人もいますし。要らないモノ(贅肉)をそぎ落とすと言うか…。お金もたまります。

断捨離は自然と節約になるんですね。

ちふれより




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