前回、ビジネススクールの学費の高さについて書きました。
今回はその続きです。
私の考えてる学費の高さ、レッスン料とか、受講料と言うのは、内容が、それなりのレベル高さでなければならないって思うんですよね。
例え、その内容が、実利、商売に向くかどうかはともかくとして。
内容が初心者向けのモノであってはならないんですよ。
生徒や受講生が、ある程度(選ばれて)のレベルであるべきだ、と思います。
実際、大学の学費は高い、と言いますが、大学の授業と言うのは、ある程度の専門性があります。
生徒(学生)も選抜されています。
大学の専門的な内容を、門外漢が一寸聞いた位では、内容についていけないでしょう。
だからそれでいい訳。
一般素人向けの薄利多売の授業でないですから。
でも、ビジネススクールは違います。
アレ、入学試験なんて無いですよね???
生徒は誰でも入学でき(学費さえ払えば)受講できます。
授業内容は、初心者レベル。
税理士学校にしろ、ビジネススクールにしろ、プロ、専門家と認められるのは、“資格を取ってから”なんですよ。
それまでは素人同然の(社会的)扱い。
税理士学校に通っているからと言って、誰も何も認めてくれません。
一流大学の学生と違うんです。
一流大学の学生は(Fラン大学と言うのもありますが、ココではある程度のレベル以上の大学と言う意味で、一流大学のみとします)その大学に在籍しているだけで、周りから“おっ!”とリスペクトされますし。
コレは芸事学校、芸事スクールも同じなの。
別に音大に通わなくても、ある程度以上の生徒ばかり扱っている大先生(大体音大の教授先生レベル)は、1レッスン単価が結構高いです。
それは、薄利多売のレッスンでないから当然な訳。
そういう大先生は、一般趣味レベルの生徒何て扱いません。
専門家養成コース専属の先生、という感じです。
無論看板も掲げていませんし。
その先生の門下に入るだけで、その専門、プロ集団の世界の中で、“○○先生門下生”という身分ステータスみたいなものですし。
そういう大先生ってね、第一回目のレッスン、授業と言うのは、一種の“その大先生門下生に入れるかどうかのオーディション、入学試験”みたいなものですし。
大先生の場合、一回目のレッスンで、入門希望者に門下に入る合否通知をその場で出します。
我が師匠、三津橋文子先生もそうでした。
三津橋先生は、武蔵野音大の准教授先生でしたが(当時、助教授先生)、ある女子高生が“武蔵野音大のピアノ科に入りたい”と希望してきました。
その女子高生、実はとても入れるレベルでは無かったそうです。残念なことに…。
そこで三津橋先生、ハッキリとその子に言ったそうです。
これではとても入れないと…。
我が師匠、三津橋先生は、決して金儲け主義ではありません。
三津橋先生の門下生の基準は“自分のレッスンについてこられるかどうか?”“音大のレッスンについてこられるかどうか”なんですよ。
そのレベルに達していなければダメ。
レッスン受ける資格が無いんですよ。
だからこそ、1レッスン、1授業、1講座あたりの単価が高くなる。
ビジネススクールってそうじゃないですよね。
アレは誰でもはいれる場所。
生徒をレベルで選んでいません。
レベルで選んでいない世界で、入門者、初心者を扱っている世界で、何でそんなにいきなりン十万もふんだくる訳???
初心者なんて、続かずに挫折するかもしれないのにね。
税理士学校、ビジネススクールも、長続きせずに、辞めちゃうかもしれない訳です。
音大の先生のレッスンとは違います。
音大の先生レベルの門下生と言うのは、かなり本格的にそれまでに打ち込んで来ているし、挫折して辞める可能性は結構低いです。
みんな、必死についていく。
つまり、月謝の払い損というのは、ありません。
ビジネススクールは、ン十万も払っておいて(半年分、半期分とかでね)1~2ヶ月で辞めちゃったら…学費って返還してくれる訳???
してくれないですよね。
その辺、金取主義、金儲け主義丸出し…ですよ、ホント。
色々なジャンルの各種学校、各種スクールあるけれど、初心者、入門者のハードルは費用面も含めて、様々な部分で下げておくべき、と思うちふれでした。
気軽に始められるように…ね。
ちゃんちゃん!
ちふれより