え~、前回のブログで『この問題、みんなで公開討論会をしたら?』という提案をしました。
だけど、もしかしたら主役のマツコ・デラックスが出たがらないかもしれない訳なんです。
彼女(というか、彼)は、元々ネットをバカにしている人。
典型的なギョーカイ人です。
というのはね、テレビ人にとって、ネットって、それだけで“ブランド性”下がっちゃうんですよ。
いい例が元SMAPの飛び出た三人組。
あの三人が、ジャニーズを飛び出し、ネットに出て来た時、ファンの声で
『…何だかガックリ来ちゃうのよね~やっぱり、テレビの世界って、雲の上の王子様って感じだったのに、ネットで動画配信なんて、誰だって出来ちゃうじゃない、下界に降りて来ちゃったって感じ』
コレですよ、コレ。
ジャニーズのタレントなんて、ファンにとっては“夢の憧れの王子様たち”、“雲の上の王子様たち”
何故なら、常時テレビに出ているから。
テレビってそれだけでブランド性、あるんです。
テレビに出ているからエライ人、テレビに出ているから憧れのスター…。
テレビに出ているからみんなが知っている…。
そう、一億総中流の時代はそうだったでしょうね…。
テレビに出れば、有名になって、一躍スター…です。
特に芸能関係は、ファンのこの気持ちを操ってる。
そう、テレビって誰でも出られるものではありません。
テレビに出ているというのは、それだけで“選ばれしエリート”なんですよ。
テレビ局のプロデューサーとかから選ばれてる。
だから、偉い人。
クラシックの世界なんて、完全に“選ばれし一流クラスのトップエリート”のみがテレビに出られますものね。
巨匠クラスの小澤征爾さんとか、諏訪内晶子さんとか…教育テレビの『芸術劇場』なんてね。
罷り間違ってもワタクシちふれこと、まえのまりこは出られないです…ハイ(笑)
テレビ局の論理にしてみれば、“クラシック番組で視聴率取れるのは、一流クラスのみ”だけの話。
それだけなんです。
最も例外はフジコ・ヘミングさんで、アレ、“一流クラスの人”とは言えないんですよね…。
名前が売れたのが、クラシックの正攻法の国際コンクールとかじゃ無くて、今問題のNHKの番組『魂のピアニスト~フジコ・ヘミング』という特集番組だったし。
但しフジコさん、技術的に上手な演奏ではなくても、とても“良い演奏”をします。老練な演奏ですよ、何回も言うけれど…。
話又戻すと、テレビに出演しているだけで、“エライ人”“雲の上の人”になれるんですよ。
動画配信は、そのブランド性が、下がっちゃう。
だからこそ、マツコ・デラックスは『YouTubeなんて…』という姿勢を崩せないんです。
誰でも出られる所になんて、私は出ないわ、と言う訳。
自分の価値、下げたくない訳。
マツコ・デラックスは、ネットの動画配信なんて、出たがらないんだろうな、と憶測するちふれでした。
ちふれより