川崎19人殺傷事件について…。

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またまた、実に痛ましい、凄惨な事件が起きました。

言葉もありません。

犯人と目される人物は、50代男性の引きこもり気味だったとか。

恐らく、人生追い詰められていたと思います。

養育者代わりの叔父夫婦が高齢になり、、叔父夫婦が無くなったら生活はどうするのか?

その挙句の道連れ自殺、凶行なんだろうな、とは想像がつきます。

道連れに選んだのが、カリタス学園の子供たち。

富裕層の恵まれた階級のお嬢さんたちで…、ヤッカミがあったんでしょうね。

この事件で、様々な憶測、ネット民の犯人(と思われる相手)に対する憎悪の声が飛び交う中、カリタス出身のライター飯島裕子さんのこんな記事を読みました。

カリタス学園「愛の教え」さらなる分断を生まないために

この記事が一番、心を打たれました。

筆者の飯島さんは、『お祈りやボランティアをする暇があったら、他人を疑い、不審者を見分ける術を身に付けるべきだったのか?』

それはカリタスの教育方針ではない、と言いたかったのでしょう。

実は、私も飯島さん同様、キリスト教のミッションスクール出身です。

中高6年間、S学園という女子校で、キリスト教の教えを受けました。

キリスト教は『隣人を愛せ』『汝の敵を愛せ』と教えます。

そしても『人は罪を背負っている』『世の罪を背負って身代わりにイエズス様(キリスト)は十字架に架けられた』とも…。

この事件があっても、『汝の敵を愛せ』、出来るのか?

唯、犯人(と目される人物)の凶行に至った心は思いやることが出来ます。

その孤独感も…。

この犯人に必要だったのは、『神の救い』だったと思います。

その孤独感をいやす『神の救い』…。

キリスト教作家の遠藤周作氏は、神を、『人生の同伴者』と呼んでいます。

世の中で、他の誰もが、自分に対して無理解でも、神さまだけは、解って下さる、理解して下さる…。

だから祈る…、神様が傍に居て下さるから。

神様は絶対に自分を見捨てたりしない、その気持ちです。

最後になりましたが、この事件で、亡くなられたカリタスのお嬢さま、保護者のお父さまのご冥福をお祈りするとともに、お怪我をされた被害者の方々の一刻も早いご回復をお祈りし、お気持ちの安らぎを取り戻されるよう、お祈りいたします。

ちふれより

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岡田版【白い巨塔】を見て…(作品感想)

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話題の岡田版【白い巨塔】ようやく全五話見ました。

えー、ネット視聴なので、自分の好きなペースで見られて、それも嬉しい。

因みにワタクシ、旧作の田宮版も、唐沢版も未視聴なので、比較は省きます。

見てないモノは書けないし…。




読書好きのちふれなのに、何故か原作も未読です。

山崎豊子作品は、何作か読んでいますが…【不毛地帯】と、【沈まぬ太陽】は途中まで、だったかな?

スケールの大きな骨太の女性作家と言う意味では、宮部みゆきさんに似てるかな?

前フリが長くなりました、感想でしたね。

一言で言えば、中々面白かったです。

原作が名作と言う事で、スタッフもリキが入っていた感じかな。

特に主役の岡田准一が、リキ入れっぱなし。

まぁ、出世欲の塊の野心家の男を熱演ってのは判りました。

岡田准一ってジャニーズのアイドルなんですね。ネットでは『岡田く~ん!』の声が(苦笑)

でも、(ジャニーズアイドルとしての岡田准一を知らない)私から見ると、結構壮年期の中年男性の顔で、

『岡田く~ん♥』なんてカオ、してませんって。

私から見れば“年相応”です。

沢尻エリカの愛人役も、結構良い感じ。

前半は、浪速大学医学部外科の教授戦でしたが、見てると、

『このセンセ、出世競争の根回し&政治的駆け引きばかり熱心で、肝心要の“患者の治療をする”事はどうなっちゃってるんだろう???』

感がヤマヤマでした。

里見先生の方が、まともな医者に見えて仕方なし。

正直、好きになれません。

話のクライマックスは、医療ミスで訴えられる事件、コレが一番面白かったです。

柳葉敏郎と岸本加代子演ずる、下町の中小企業の社長と、その妻が味出してましたしね。

後輩の若い医師のカルテの改ざんを命じ、口止めをするシーンなんて迫力ありました。

そして、口止めされた若い医師が、原告側(岸本演ずる佐々木夫人側)の弁護士に問い詰められる所とか…。

『本当の事を話して下さい』と、…迫力ありました。

法廷シーンが一番面白かったな。

その後は何か、駆け足って感じで…、医療ミスで責任を問われた判決の直後に倒れたんじゃ…ねぇ。

ココで、財前がどう感じ、どう行動するか?と言うのが、ドラマで面白いのに。

あれだけ長い小説をこんな短時間にひっ詰める事そのものが、一寸無理がありそう。

でも、中々の力作ドラマでした。

田宮版、唐沢版も見て見たくなったし、原作も読んでみたくなりましたね。

ちふれより

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