こんな記事を読みました。
日本企業に蔓延する「ビジネス謎ルール」が国の衰退を加速させる
え~読んでいて結構、企業社会、サラリーマン社会とやらの“ビジネスマナー”傑作なモノ、あるんですね。
取引先に訪問した時、お茶を出されますが、その『お茶を頂戴しては失礼』だとか、取引先との宴会で、ビール等でお酌をする時、『ビールのラベルを上に』とか…。
ビールのラベルの件は、何とルーツは銀座や北新地等の”夜の街”の習慣で、ママさん等がやっていたのが、スマートで映えるそうで…。
飲み屋さんの“マナー”が一般の昼間の表社会に広まった訳ってか!?
後、乾杯時、グラスやジョッキを合わせる時、“偉くない人”は“偉い人”より、下から合わせなくてはならない…???
あの~、もう、こーなっては、“爆笑モノ”マナーなんですけれど。
この記事で、究極の爆笑ネタ、“ハンコのお辞儀”
書類にハンコを押す時(法律用語では署名捺印と言う)、下役は、上司に“お辞儀をしている”ように、“ハンコを上司の決済欄に向けて”“下になるにつれて傾けて”押す、というもの。
何じゃ!!??こりゃ…?????
当然のことながら、この執筆者、作家の冷泉彰彦氏は、『こんなルール、問題である』と仰ってます。
理由は言うまでもないけれど、『ハンコを押す』と言うのは(署名)“捺印”と言う法律行為なんです。
『この書類の記載事項は、間違いなく私です』『私は認めます(承認します)』と明言している事。
金銭が絡めば、冷泉氏の言う通り、『“承認と統制”と言う法律行為』です。
ハンコと言うのは、キチンと真っ直ぐにしっかりと“捺印”するものです。
そこに上役氏への“お伺い”があってはなりません。
そんなとこで上司を気遣ってはいけないんです。
こんなの、妙ちくりんな謎ルールもいいとこ。
で、何でこんな妙ちくりんな謎ルールが出来たのかと言うと、1990年代以降なんだそうですね。
バブル弾けて就活は超氷河期時代、世の企業社会は、売り上げが低迷する中、営業が必死の活動、兎に角、取引先の好感を得る為には何でも!という感じだったとか。
ナルホドねぇ…。
逆に言えば、サラリーマン社会、正社員社会、ビジネス社会では(こういう謎ルールも含めて)こういう“マナー”が出来て初めて、一人前と認められると言う事。
フリーター社会にこんなルール、ありませんしね。
第一、取引先との宴会、何てモノは無いです。
フリーターは只々現業、現場勤務で扱き使われるだけ。
時間が終わったら、ハイ、お疲れ様でした!です。
世の企業社会で、フリーターが“一人前”と認められない訳だ…。こういうルール、知らないしね。
自由業の社会も無いです…あ、でも業界筋の仕事ではありそう。
兎に角、正社員さん達のセオリーって色々あるんですね、という話でした。
ちふれより