え~、ワタクシちふれ、クラシック音楽をやってきたせいか、クラシックバレエも大好きです。
と言うより、子供の頃からやりたかった~…。
今、大人になり、その夢を(万年下手くそ、エッチラオッチラながら)果たしてます。
趣味のお稽古、という形でね。
ところで日本では『お稽古としての趣味バレエ』が結構盛んですが、本場ヨーロッパって違うみたいですね。
趣味の為のバレエスクールって少ないみたい。
全く無い訳では無いけれどね。
本場ヨーロッパのバレエスクール、バレエ学校って、必ず“プロになる為のバレエスクール”
従って、当然、子供の頃からほぼ毎日のレッスンだし、入学試験はあるし…。
本場一流のバレエ学校、パリのオペラ座バレエ学校とか、ロシアのボリショイやワガノワ、イギリスのロイヤル等々…。
これらの一流バレエ学校ってまずは入学試験が(幼少時に)あります。
バレエのお稽古を始める前から入試があるんですね。
これらのバレエ学校って…日本で言えば、松山バレエ団とか、牧阿佐美バレエ団、と言ったバレエ団付属のバレエスクールと言った所です。
音楽の世界で言えば、音楽大学付属の音楽教室と言う処かしら???
その入試で、結構厳しく審査されるのが、骨格、体形…。
太っているとかそういう事じゃないですよ。
運動神経とか、顔のサイズ(顔の造作はあまり関係なし)、足がX足かどうか…足の甲が出ている、とか…。
手足の長さもですけれど、まずは“骨格”が基準値に達しているかどうか。
一流どころだと、両親や祖父母の体形や骨格まで調べられるそうです。
日本はここまで調べませんよね…。
例えば、日本の名門バレエ学校に南青山にある、松山バレエ学校の本校がありますが、0歳(!)から入れるそうですが、特に入試の話は聞きませんし。
無論、入ってからのお稽古は結構厳しいのでしょうけれどね。
要するに、日本は“月謝を払えば、誰でもバレエのお稽古が出来る”訳です。
特に骨格、体形等の“才能”が無くてもね…。
ところが本場は違う訳ですよ。
本場ヨーロッパ社会では
『バレエと言うものは、踊りたい人が踊るのではなく、踊るべき人が踊るモノである』
という発想らしいですね。
踊るべき人、やるべき人…つまりは、才能。
いくらお金(月謝)を積んでも、才能が無ければ、ダメ。
早い話が、『平等に誰でもバレエを踊る権利がある訳では無い』んですよ。
ココに、平等とか、公平と言う発想はない。
フランスのパリ、オペラ座のバレエ学校や、バレエ団なんて、階級社会そのもの。
何だかなぁ…切なくなってきます。
有するに、ハナから『選ばれしエリートの世界』なんですよね。
エリート以外はダメ、と言う事。
下々(バレエをやりたくても出来ない人達)は憧れて指をくわえているだけ。
何か…付いて行けないよ。
まぁ、『選ばれしエリート』はそうでしょうね。でも選ばれない下々は???
これについて、以前通っていたバレエスクールのA子先生(松山バレエ学校出身)はこう仰ってました。
「それは本場ヨーロッパの、選ばれしエリートはそうでしょうけれど、私達は関係ないから」
「私達、そうじゃないから」(選ばれしエリートでないから、という意)
そう、正しくA子先生の仰る通り!ですよ。
それにしても…日本に生まれて、良かった!!
ちふれより