え~、前回『大人の引きこもり』について書きました。
今回はその続きです。
以前、スーパーのレジ業務をしていた事があるのですが、コレって結構頭使います。
しかも生活力も必要なんです。
レジやってて、『コレ、頭悪いと出来ない』と痛感したのが…過不足のミスや、打刻ミス、商品券や金券の扱い方…結構覚える事が色々あるんです。
支払い方法も現金か、クレカか?又は各種電子マネー…色々とややこしいです。
まぁこれを一通り覚えると言う事で。
物覚え悪いと出来ないんですね。務まらないです。
後商品の種類を覚える事ですが…泣いたのが魚の見分け方。
大体の魚は鮮魚部でシールを貼ってあるのですが…アジとイワシだけが貼ってない、と言うより、お客さんの“セルフサービス”。
アジとイワシの見分け方、解りますか?
大体は大きさ、サイズで解るものの(アジは一匹丁度人間一食分の大きさ、イワシは2~3匹で一食分で小さい)中には“小ぶりのアジ、大きめのイワシ”があり、それが来ると…レジは泣きます(T_T)/~~~
一応の判断の目安として『アジは腹に白い線がピーッと通っており、イワシは腹に黒い斑点がある』んですが…レジに来るアジやイワシって、頭が切り落とされ、エラとハラワタが抜かれ、血まみれのサイコ状態!でビニール袋に入れられてきます。
これ、『腹に白い線』やら『腹に黒い斑点』って…どーやって見分ける訳???
最初、何も知らなかった私は古参の先輩パートのおばちゃんに質問し
『アンタ!?一寸!?仕事大丈夫???危なっかしいねぇ!アジとイワシって全然違うじゃない!』
『鮮魚部に行って勉強してきなさい!そんなの、常識以前よ!』
と叱られました。
鮮魚部で同じ質問を茶髪の若い社員くんに質問し(古参のベテランのオジサン社員さんじゃ、またまたお説教なので、恐かった…苦笑)上記の見分け方を教えてもらった訳です。
「一応の目安は解ったけれど、レジって頭切り落とされて血塗れ状態で来るんだよね、白い線も黒い斑点も見えなかったら???」
と聞くと茶髪の彼は
「そう、解んないっスよねぇ…うーん…オレ、アジとイサキも間違えて良く叱られますしね~」
茶髪の彼、一応、水産高校出身で、魚関係の資格も持ってるよう。
そう、魚の見分け方って結構難しいです。
コレ、生活力なんですよ…。
レジに戻り、古参のおばちゃんパートさん達は皆
「アジとイワシの差!?常識以前!」
と言いますが、若手(大体、昭和40年よりコッチ生まれ)世代は「難しいですよね…」
です。
昭和30年代までの世代の生活力って凄いです。
最も、大体は見分けがつきます。イワシの“黒い斑点”の見分けがつくので…つかない場合は『お客さんに聞く』でこなしてました。
『アジとイワシの問題』はつくづく生活力の必要性を感じさせました。
フリーターって生活力必要なんだって…。
同じくフリーターの職種で生活力求められるのが“スーパーの試食販売(マネキン)”です。
あれは調理の力が鍛えられます。
この試食販売の仕事で私、叩き上げ的に料理を覚えましたし。
実家をでて、シェアハウスに入居しても全然自炊に困らなかったのは、数年働いた試食販売の仕事経験です。
試食販売の世界だってお米を研ぐのに洗剤で研いでいたら、即刻クビ!でしょうね…、今の子、やりそうだけれど。
そう、こういう“力”が無いと、フリーター社会って生きられないんですよね~
ちふれより
PS…因みに『アジとイワシの見分け方』が常識以前とは私ちふれ、今でも全然思ってません。コレは仕事の現場で慌てて覚えるものです。見分けられなくても生活力が無いとはワタクシ、全然思っておりませんので、悪しからず。