実家にいた頃、よく母に言われてました。
『生活をするという事はね、それだけでおカネがかかる事なのよ』
『アンタ、実家に居候しているからお金かからなくて済んでいるの。家出て御覧なさい、家賃に光熱費、食費に…かかるモノはかかるんだから』
『大体ね、まともに年収500~600万は必要なのよ』
と散々脅され(←苦笑)私も
『生活費というのはかかるモノなのだ』と認識してました。
そして、実家を出ました。
実際に出て見て感じたのは
『何だ、年収500万なんて、無くたって出来るじゃない』
(最も、年収500万はは子育て中のファミリー所帯の所帯年収なんでしょうが)
要するに、母は昭和の価値観です。
高度成長と共に、大きな家に大きな車(これはありませんが)、戦後の大量生産、大量消費で、大きな家具や家電を購入…そんなライフスタイルで、モノを言っている訳です。
大型家電や大型家具に大量の収納…そんなライフスタイルでは、生活そのものにコストがかかって仕方がありませんね。
着もしない古着や、めったに使わない家電製品、一寸やってみよう、とばかりに購入したは良いものの、中々使わない趣味の品々…そんな品々で溢れかえった家の維持にコストがかかるんです。
ウチの実家がそうです。
使わないモノで溢れかえっています。(実家の片づけが頭が痛いです)
実家には、私の幼児の頃の子供服が未だに天井にあります。ウチの親、一体どうする気でしょうか…???
そういった使わない品々が家中を占領し、家賃なり、固定資産税なりがかかる…。
モノを最小限に留めることで、生活コストは小さく出来ます。
モノを持たなければ、不用品を保管しておく、不動産コストが削減出来ます。
別に貧乏、とか、貧困とかいう事ではありません。
私自身、モノは持たなくとも、旅行に行ったり、飲み会に出たり、アイスショーを見たり、コンサートライブにも(これは仕事絡み)行きます。
モノは持たなくとも、豊かに暮らす事は出来るんです。
オシャレな喫茶店、カフェにも行きますし。
モノを持つ、と言う事は、モノに縛られるという事でもあります。
引っ越しもお金かかりますし、大きなマイホームは住宅ローンに縛られます。
住宅ローンは一旦、契約してしまったら、30年ほどは定期的に支払わなければなりません。
マイホームのローンを払う為に食費を削って…なんて話を聞くと、そこまでしてマイホームに拘る必要あるのかな?と思ってしまいます。
小さな住み方であれば、生活コストはそんなにかからず、肩の力を抜いた暮らしが出来ると思います。
ちふれより