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え~次回国分寺のピアノライブで、クラシック曲ではF・ショパンの『バラード第1番』演奏予定です。

実はこの曲…ワタクシちふれ、F・ショパン全曲中の中でも、1、2を争う程大好きな曲です。

これ以上に好きな曲、無いんじゃないかな?と思う程。

レッスンで学んだ時期は高校1年、15歳の時でした。

私事していた先生から『好きな曲、持って来ていいよ』と言われたので…先生の反応は、

『コレ持って来た』と苦笑気味でしたが。

私が言うのも変ですが、この曲、とっても素敵な曲なんですよね。ロマンチックでドラマティック…。

因みにフィギュアのアスリート達が使用の多い事…浅田真央ちゃんに羽生結弦くん…解るなぁ…です。

ショパンのバラードって全部で四曲あるんですが、コレが一番有名です。

と言うより、作品の完成度も(バラード2番、3番よりも)高そう。

バラード4番は…まず楽曲の規模が大きいですね。音楽的にも深く、大人の曲になってます。

一寸他の1番、2番、3番とは比べられない感じです。

実際、技術的な難易度も4番は一番高いです。と言う事は、レッスンでは他の曲を弾いてから4番、というパターンも多くなります。

と言うより、バラ4はクラシックの音大の世界では、ウチの学校なんて、ピアノ科の学部卒業試験曲として選ぶことも多いです。

要するに21歳から22歳で弾く訳。

他の曲は10代です。

バラ1は音楽も若いと思う。判り易いです。

正直、私が中学生の時、バラード4番はレコードで聴いて理解できなかったんですよ。

音楽が良く判らず、難しい、という印象。複雑だったんですよ。音楽自体が。

バラ1は良く解るんですよ。

そのバラ4が音楽的に理解出来るようになったのは、音大に入ってからでした。

クラスメートや先輩の演奏を聞いて、『良い曲じゃない!深くて渋くて…』

改めて自宅でレコードを聞きましたね。聞きながら

『こんな良い曲だったか!』なんです、ホント。

改めてバラ1とバラ4の楽譜を見比べてみると…、バラ1は創りもシンプル。メロディも解り易くて歌い易い。

バラ4は…メロディ自体が複雑です。作編曲も非常に凝ってて…複雑な作曲技法も多用していて、音楽的にも
渋い。

メロディ、歌いにくいですね、ハッキリ言って。

コレが中学生の時、私が理解出来なかった理由です。

ショパンも、バラ1の方が遥かに若い時に書いています。だから作曲技術的にもシンプルで基本的セオリーのみ。

バラ4は晩年、恋人で会った小説家のジョルジュ・サンドと別れてから…らしいです。

若い時に書いた曲の方が、子供にも解り易く、とっつきやすいんですね。

そしてこの感覚は、フィギュアのアスリート達がバラ4を選ばない理由だとも思います。

アスリート達にとってもバラ4は難解で複雑(多分ね)音楽的に理解出来ない。

バラ1は良く解るんですよ。で『良い曲だから使いたい~』って思う。

バラ4は手に負えないんじゃないかな?

アスリート達と音大生の子達って世代的には同世代なんです。でも…音楽に対する感性は違う。

クラシックというジャンルに耳が慣れ、耳が肥えてくれば(大人の耳で)バラ4は理解できる。

音大ピアノ科の学生が卒業時にバラ4は弾きこなせるんです。演奏自体は若くても、それなりに曲として纏まる。

が、アスリート達はそんなにクラシックに対して耳が慣れていないです。だから理解出来ない…。

理解出来ないし、振り付けもどうすれば良いか解らない…これでは選曲出来ないですよね。

バラ1の方が耳に馴染みやすい、と言った話で今回は終わりたいと思います。

ちふれより

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