皆さま方、世の中の“流行”って気にしますか? 私は気にしません。 他人が持っているから、とか誰々が持っていたからって欲しくなりますか?
私は気にしません。気にしない習慣が身に付いています。人が何かを持っていて自分が何かを持っていない状況って今までの人生で多々ありました。
子供の頃からクラスメートが持っているおもちゃも私は親に買ってもらえませんでしたから(笑)玩具やお小遣いなんて、結構少なかった方です。
その理由はとしては親の言い分として“子供に我慢を覚えさせる”でした。“他人と自分とを比較しない”とも…。
流行ってその反対を行く最たるものですよね~。他人が持っているからって自分も持つ。他人が見たものを自分も見る…要するに“他人と自分とをトコトン一緒にしたがる(させたがる)”ですよ。
あのー、この感覚って…良いんでしょうかね???コレって“自分の基準”が無くないですか? 常に他人と自分とをひき比べて…。
まぁ、お勉強や習い事の成績を競わせる、と言うんならある程度は解ります。そうやって競わせて能力を伸ばさせる訳ですから。やり過ぎはキツイけど。
でもね、持ち物や何かで比べる事って絶対に間違っていると思うんですよ。他人と一緒って…個性が無い。
私は好きな感覚ではありませんね。何で流行に乗らなければならないの!?他人と違ったって良いじゃない。
私、子供の頃から絶対に他人(クラスメート)と違っていたし。クラスメートが音楽の話(歌謡曲とか…紅白歌合戦みたいなの)をしていても私は入れませんでした。なぜならウチは全く歌謡曲なんて聞かなかったから。
まぁ、クラシックの家だったしね。クラスメートの話題に入れない訳です。アイドルの話とかもね~
でも私、それで全然“自分も歌謡曲を知りたい”とは思いませんでした。クラスメートの話題に入れないんなら入れないで仕方無いと思っていました。
ウチはよそとは違うんだからってね。だから流行の恰好もしない。
10代は一人、ダサかったですよ。ホント。でも私はそれで良かった。 ダサいのだって個性です。だって人と違うんだもん。
まぁ流石に今は“ダサいのが個性”ではないですが(笑)自分なりに人様に見苦しくないように装っているつもりです。私の場合、ファッションスタイルって“人様に失礼のないように”と言うコンサバファッションなので。襟のあるものも多いし…。
人様に合うのにTシャツにジーンズではないですね。ジーンズは野良着姿です。人様に会う姿ではない。
流行を追う感覚って何か“他人と一緒”、“一億総中流”時代の名残なんですよ。これって…気持ち悪い。 所謂“没個性”ですよ。大衆感覚で“みんなやっているんだから”を押し付けて来る。
妙な文化的ファシズムみたいなのを感じますね。他者を認めない感じ。
流行の世界って、流行に乗らないとダメ、みたいな風潮ですよね。流行に乗らない人を否定しちゃうような…。それって怖いと思う。変な差別です。
私、ちょっと前までの日本社会の一億総中流が良かったなんて思いません。それはこういう大衆中流主義なんですよ。大衆感覚って、怖いです。なぜなら大衆以外を認めないから。
流行に乗らなくったって良いじゃないですか。妙な大衆感覚から離れましょうよ。
人はみんな違うんです。それで当たり前なんです。
ちふれより