父と家の話になりました…

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珍しく、ウチの父が、私の部屋に来ました。実家のパラサイトシングル状態で、居心地が悪くなり、私が実家をオン出て数年。

父がウチの部屋を見回し、

「お前、こんな部屋でいいのか」(悪かったですね~こんな部屋で)と一言。

私は「何もこの部屋に不満ないよ。部屋が狭ければ、モノを処分すればし良いしね」これは私のホンネです。父は、『結婚して、マイホーム買って、子供育てて…』のバリバリの昭和派。マイホームが要らない、という私の価値観を理解できない様です。

私は父に『マイホームって言うけれど、家買うってややこしいじゃんか。大きなものを所有するって、固定資産税とか大変だし、維持費だってかかるんだよ。賃貸ならば、そういうのはみんな大家さんに押っ付けられるんだよ。古くなったら“引っ越しま~す”が出来るし。収入減の時だって引越せば良いし』

と持論を展開。父は「賃貸はな、老後が惨めなんだ。年寄りに部屋を貸さないしね」そう、いまはそうですね。でも将来、少子高齢化で年寄りばっかりの時代にそんな事、言っていられる???それに、逆に言えば、“生涯賃貸”のライフプランコースを社会的に提示すべき。独居老人をきちんと社会で最後をみとれば問題ない。公的な居住権をきちんと国が保証するんです。そうすれば問題ないはず。そういう社会、作って欲しいんだけれど。

大体、一戸建てって掃除が大変なのよ。部屋数が多くて広くて…。掃除だけで一日終わっちゃう。庭の手入れだってしなければならないしね。この前、シェアハウスのお試し宿泊に行ってきたけれど、運営されている方は

「もう、ホント、掃除が大変、私一日掃除係みたい…特にお風呂とか水回り。私、銭湯が好きだから今でほとんど自分の家の風呂の掃除、した事ないのよ。こんなに大変だと思わなかった!」と仰っていました。そう、不動産を所有する、と言うのは本当に大変なんです。財産に対する責任、と言うやつね。維持管理コストメンテナンス…。

これがマンションだとさらにややこしい。マンションって集合住宅でしょ!?と言う事は、建替えやリフォーム等は、他の住人と“共有”な訳。話、纏まるの?コレ…って感じ。今、マンションがアブナイっていう話もよく聞くけれど、結局、コレでしょ!?古くなって修繕が必要。でも、修繕で話が纏まらず、ノビノビになるうちに、本当に建物がヤバくなってくる…。でも住人は年寄りばかり。早い話が“自分が死んでから建替えてくれ”と思っている…。

こうなると『不動産の財産を持たない』と言うのは、大きな自由がある、と思います。資産は現金や有価証券、貴金属のみ。これが手軽なんじゃないかなぁ???

考えてみれば、財産の中でも不動産はややこしい。そして即収入になる訳じゃない。不動産は『資産運用』しなければ、メリット無いんです。健康損なって、ケガや病気した時、治療費を“土地建物で支払う”事は出来ませんしね。病院も鍼灸院も、“現金で払ってください”となる訳。

そんなややこしいモノ、どうして持ちたい訳???

そりゃあ解ります。遥か彼方の昔から人間は土地を巡って争ってきた。鎌倉時代の武士だって“土地の所領問題”でしょ!?ヨーロッパの植民他だって、植民地争奪戦やってきた。旧約聖書の世界だって、ユダヤの人びとは、“自分たちの土地”を求めて何百年も流離ってきたんです。

けれどね。人間、本当に必要なスペースってどの位あるの???今の時代、みんなモノを持ち過ぎているんです。要らないモノ持って、所有して、モノを保管しておく場所のスペースが必要になり、その為に土地を所有する…何か本末転倒です。

人間、“起きて半畳、寝て一畳”って言葉があります。人間、最後はこれなんじゃないかな?と思います。ドミニック・ローホーさんではないけれど“禅の思想”で言えば、庵みたいな部屋で快適なんですよ。ましてやこのデジタル社会だし…。

日本人は昔から“禅の思想”はあった筈なんです。それを思い出せば?と思います。

ちふれより




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